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STマイクロエレクトロニクスのマルチゾーン対応ToF測距センサなど、Samsung社のスマートフォン「Galaxy Note20 Ultra」に採用

  • 豊富な機能を備えた大画面スマートフォンに、STのマルチゾーン対応ダイレクトToF測距センサや、MEMS(1)およびEEPROM(2)技術が採用され、卓越したカメラ性能を実現
  • 低ノイズ・低消費電力のToF測距センサと最高品質のソフトウェアにより、優れたユーザ体験を提供

多種多様な電子機器に半導体を提供する世界的半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、Samsung社の新しいフラッグシップ・モデルのスマートフォン「Galaxy Note20 Ultra」に、STの最高クラスのToF測距センサ「VL53L5」ならびに制御技術が採用されたことを発表しました。これらの技術は、同スマートフォンのハイエンド機能を拡張すると同時に、最小限のノイズとパッケージ・サイズにより消費電力の大幅な削減に貢献します。また、Galaxy Note20には、STのMEMS大気圧センサ、6軸MEMSモーション・センサ、およびEEPROMも搭載されています。

スマートフォンにおいて、カメラの性能とユーザ体験はますます重要性を増しています。そのため、「Galaxy Note20 Ultra」および「Galaxy Note20」では、細部にわたってきわめて鮮明な画像や動画を撮影する機能に重点が置かれています。また、Samsung社は性能と電力効率のバランスを重視し、STの最新の低消費電力6軸MEMSモーション・センサ、およびEEPROMを採用しました。

STの大気圧センサによって大気圧と現在地の高度を測定することで、精密なアクティビティ・トラッキングなど、垂直方向のモーション検出が重要となるさまざまなアプリケーションが実現可能になります。さらに、Samsung社は、高度なカメラ性能が必要とされる複雑なシーンにおいても超高速かつ正確なフォーカス性能を実現するため、世界初となるSTの画期的なマルチゾーン対応オールインワンFlightSenseTM ToF測距センサ「VL53L5」をNote20 Ultraに採用しています。

また、Galaxy Note 20シリーズのスタイラスペン「S Pen」にはSTの6軸モーション・センサが組み込まれており、重要な機能である高速のジェスチャ検知および認識を可能にします。この超低消費電力の6軸モーション・センサには、ST独自の機械学習ロジックが内蔵されており、ジェスチャ認識の分析を簡略化できるため、ほぼ遅延のない優れた応答性と精度が実現します。

STの6軸モーション・センサおよび大気圧センサは、低ノイズかつ低消費電力でこれらの新機能を実現すると同時に、機器の方向検出や歩数計、傾き、動き、大気圧の検出などAndroid OSの標準機能も効率的に実行します。

STのセールス・マーケティング・コミュニケーション・戦略 社長であるMarco Cassisは、次のようにコメントしています。「Galaxy Note20ならびにGalaxy Note20 Ultraでも明らかなように、低消費電力化および高性能化に向けたSamsung社の取り組みは、すべてのST製品における性能・電力効率の最大化の追求に貢献しています。センサやEEPROM、パワー製品をはじめとするSTの幅広い製品ポートフォリオは、最適な性能と消費電力の幅広い選択肢を提供します。」

(1) MEMS = Micro-Electro-Mechanical Systems:微小電気機械システム
(2) EEPROM = Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory:電気的消去可能プログラマブルROM

*2020年10月21日にジュネーブ(スイス)で発表されたプレスリリースの抄訳です。

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