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2020年06月08日 | Geneva

STマイクロエレクトロニクス、小型・低コストのウェアラブル機器でソーシャル・ディスタンス検知、接触者追跡およびリモート機能を実現するリファレンス設計を発表

  • Bluetooth® Low Energy SoC、MEMS加速度センサ、Sub-GHz RFトランシーバを活用した、リモート通知、バッテリ寿命の延長を実現する拡張性に優れた高精度ソリューション
  • 工場・オフィス・医療機関など、屋内外で使用されるバンドやブレスレットに最適

多種多様な電子機器に半導体を提供する世界的半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、ソーシャル・ディスタンスのモニタリング、リモート・オペレーション、プロビジョニングのほか、アラート通知や接触者追跡機能の実現に最適な、小型かつコスト・パフォーマンスに優れたリファレンス設計「BlueNRG-Tile」を発表しました。これにより、世界各地で発生しているパンデミックの状況をはじめ、さまざまな環境下で人びとの健康を保護するアプリケーションの開発に貢献します。

BlueNRG-Tileは、RF出力の調整が可能なSTの超低消費電力システム・オン・チップ(SoC)「BlueNRG-2」を搭載したリファレンス設計です。BlueNRG-2のBluetooth® Low Energy技術を活用することで、近くのBluetoothビーコンからの信号強度を測定し、リアルタイムで距離を計算します。プロビジョニング後に動作させることで、スマートフォンや5Gネットワークと接続されていないときでも、設定範囲内に他のビーコンの信号が入ってきた場合にアラートを送信します。また、STの超低消費電力Sub-GHz RFトランシーバ「S2-LP」と使用することで、Sigfoxの「0G」グローバル・ネットワークを介してBlueNRG-Tileを内蔵したタグとクラウド間の双方向通信を行うことができます。これにより、非公開の匿名タグのプロビジョニングや通知、および非常時の警報送信チャネルの確保が可能です。さらに、MEMS加速度センサを使用し、ユーザの動作状態に応じてシステム電源のオン / オフを切り替えることで、消費電力の削減およびバッテリ駆動時間の延長に貢献し、超低消費電力性能をさらに向上させることができます。必要に応じて検知したビーコン・データを内部メモリまたは外部メモリに長期間保存できるため、接触者の追跡にも応用可能です。

STのアナログ・MEMS・センサ製品グループの社長であるBenedetto Vignaは、次のようにコメントしています。「高効率かつコスト・パフォーマンスに優れたBlueNRG-Tileは、労働者の安全確保が必要となるさまざまな環境において大きな価値を提供します。そのまま使用することも可能ですが、小型の設計を活かしてブレスレットやバンドとして、あるいは眼鏡、ヘルメット、マスクや保護具などに内蔵して使用することで幅広いアプリケーションに活用することができます。」

BlueNRG-Tileは、すでにST Partner Programのメンバー企業数社により、位置検出や接触者追跡用プラットフォームの基盤として評価・採用されています。これらのプラットフォームでは、小型の超低消費電力タグに内蔵されたBlueNRG-Tileにより、接近を知らせるアラート機能や接触履歴の記録など、幅広い機能を提供します。

BlueNRG-Tileは、STのウェブサイト、セールス・オフィスまたは販売代理店から入手可能です。また、使用方法に関する詳細な技術情報も提供されています。