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STマイクロエレクトロニクス、屋内外アセット・トラッキング向けにマルチ・コネクティビティ対応評価キットを発表

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STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、複数のコネクティビティに対応した評価キット「STEVAL-ASTRA1B」を発表しました。同製品は、小型かつバッテリ駆動で、アセット・トラッキング・システム全体のPoC(proof-of-concept、概念実証)に貢献する包括的な開発環境を提供します。また、評価キットにはファームウェアも含まれており、家畜モニタリング、車両管理、ロジスティクスなどのアプリケーション開発を簡略化します。

STEVAL-ASTRA1Bは、システム・オン・チップ(SoC)として提供されるSTの短距離 / 長距離通信向けSTM32*ワイヤレス・マイクロコントローラ(マイコン)の評価に使用可能です。低消費電力広域ネットワーク(LPWAN)に対応し、Sub-GHz無線トランシーバを搭載した「STM32WL55JC」は、LoRaWANプロトコルを実装しており、ファームウェアの変更により、LoRa、(G)FSK、(G)MSK、BPSK変調方式に対応可能です。また、STM32WB5ワイヤレス・マイコンをベースにした小型モジュール「STM32WB5MMG」は、2.4GHz無線トランシーバを搭載し、Bluetooth® Low EnergyおよびZigbee®コネクティビティに対応しています。両製品ともに、アプリケーション・プロセッサとしてArm® Cortex®-M4コアおよび無線管理専用のCortex-M0+を搭載しています。

STEVAL-ASTRA1Bには、セキュアなペアリングと通信を実現するNFC(近距離無線通信)タグIC「ST25DV64K」、およびプライバシー保護してハッキングを防止するセキュア・エレメント「STSAFE-A110」も搭載されています。

さらに、小型GNSS測位モジュール「Teseo-LIV3F」が、精度と信頼性に優れた屋外測位を可能にします。アセットの状態と環境をモニタリングするため、精度±0.5°Cの低電圧・超低消費電力温度センサ「STTS22H」、デジタル温湿度センサ「HTS221」、大気圧センサ「LPS22HH」、超低消費電力の3軸加速度センサ「LIS2DTW12」など、STのさまざまなセンサが搭載されています。また、機械学習コアを内蔵し、常時オンで動作する6軸(3軸加速度センサおよび3軸ジャイロセンサ)のMEMSモーション・センサ「LSM6DSO32X」も搭載されています。

STEVAL-ASTRA1Bのスマート・パワー / バッテリ・マネージメント・アーキテクチャにより、開発者は、アプリケーションの長時間動作を実現できます。このアーキテクチャには、静止電流をnAオーダーに抑えた同期整流降圧コンバータ「ST1PS02」、リチウム・イオン・バッテリ・チャージャ「STBC03」、USB Type-C®ポート保護IC「TCPP01-M12」が搭載されています。

ユーザは、開発アプリケーションのテストに貢献するソフトウェアやツールなど、包括的な開発エコシステムを活用することができます。ファームウェア・ライブラリと代表的なアプリケーション・サンプルが付属したSTM32Cube拡張ソフトウェア・パッケージ「FP-ATR-ASTRA1」や、Apple Store / Google Playで入手可能な STのアセット・トラッキング用モバイル・アプリなどが提供されています。さらに、エンド・ツー・エンドの概念実証を簡略化するウェブ・ベースのクラウド・ダッシュボード「DSH-ASSETRACKING」も提供されており、デモ用には無償で使用することができます。

評価キット「STEVAL-ASTRA1B」は、STのeSToreから入手可能で、価格は約144.55ドルです。

詳細については、ウェブサイトをご覧ください。

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