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STマイクロエレクトロニクス、省電力の次世代有機ELディスプレイ向けタッチスクリーン・コントローラを発表

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STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、最新のアクティブ・マトリクス式有機EL(AMOLED)ディスプレイに対応し、先進的な機能を実現するタッチスクリーン・コントローラ「FingerTip FTG2-SLP」を発表しました。同製品は、スマートフォンの省電力化とバッテリ駆動時間の延長に貢献します。

LTPO(低温多結晶酸化物)技術を使用したAMOLEDディスプレイ、および同様の技術を搭載したディスプレイは、リフレッシュ・レートを使用状況に応じて動的に制御することができます。ディスプレイ・ドライバは、頻繁にリフレッシュする必要のないアプリケーションでは低速でリフレッシュを行い、ゲームやストリーミングなどでは高いリフレッシュ・レートを維持することにより、消費電力の低減と優れたユーザ体験を提供します。

FingerTip FTG2-SLPは、ディスプレイとの同期動作、非同期動作の両方に対応します。これにより、リフレッシュ・レートが動的に変化しているときでもスムーズな操作性を維持することができます。同製品は、きわめて薄い形状を実現するために、タッチセンサ・パネルを直接OLED発光層に積層したフレキシブルAMOLEDディスプレイを搭載したスマートフォンなどに最適な製品です。

FingerTip FTG2-SLPは、Arm® Cortex®-M4と大容量Flashメモリを内蔵し、また優れた設計柔軟性によって先進的なタッチ機能を実装することが可能です。また、STが開発した独自のハードウェアとファームウェア、および専用のハイバネーション・モードにより、消費電力の大幅な削減とバッテリ駆動時間の延長に貢献します。

同製品のアナログ・フロントエンド(AFE)には、差動アーキテクチャと複数のスキャン方式が採用されており、誤検出のないタッチ・センシングが可能です。また、内在するノイズを低く抑えた設計のため、高い信号ノイズ比(SNR)を実現しています。高速なタッチレポート・レートによって、ディスプレイのリフレッシュレートが高速な場合でもすべてのタッチ動作を適切に検出することができます。

FingerTip FTG2-SLPは、現在量産中です。価格およびサンプル提供については、STのセールス・オフィスまたは販売代理店までお問い合わせください。

詳細については、ウェブサイトをご覧ください。

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