STマイクロエレクトロニクス、 決済システムおよびコンスーマ機器の設計を加速させるNFCリーダライタICを発表
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STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、高出力・高効率で低コストのNFCリーダライタIC「ST25R3916B-AQWT」および「ST25R3917B-AQWT」を発表しました。両製品ともに、NFCイニシエータ、ターゲット、リーダライタ、およびカード・エミュレーション・モードに対応し、非接触決済、機器のペアリング、ワイヤレス充電、ブランド保護などの産業 / コンスーマ向けアプリケーションに最適です。
ST25R3916B-AQWTおよびST25R3917B-AQWTは、従来よりも柔軟性を増したアクティブ波形補正(AWS)を採用し、RF出力のオーバーシュートとアンダーシュートを最適化するための出力調整を簡略化します。グラフィカル・ツールを使用してレジスタを設定し、オシロスコープで迅速に検証できるため、簡単にセットアップすることができます。これにより、アンテナのマッチング回路変更による調整が不要になり、EMVCo 3.1aおよびNFCフォーラム CR13規格の認証取得作業を簡略化します。
また、両製品ともに最大1.6WのRF出力を備えており、高効率でアンテナを直接駆動することができます。ダイナミック出力調整(DPO)を搭載しているため、放射電力をEMVCoおよびNFCフォーラムの仕様に準拠した上限値と下限値の範囲内に維持することができます。
さらに、ノイズ耐性に優れた入力構造とST独自のノイズ抑制レシーバ(NSR)を搭載し、電源やPOS端末など、近くの機器からの干渉に対して優れた耐性を備えています。放射ノイズと伝導ノイズに対しても高い耐性を備えています。
両製品ともに、2.4V~5.5Vの幅広い電源電圧範囲に対応し、動作温度範囲は-40°C~105°Cです。ペリフェラルI/O回路は最低1.65Vから動作可能です。
ST25R3916B-AQWTおよびST25R3917B-AQWTは、現在STのeStoreから無償サンプルを入手可能です。32ピンのVFQFPNパッケージ(5 x 5 x 1mm)および36ピンのウエハレベル・チップスケール・パッケージ(WLCSP)で提供されます。
詳細については、ウェブサイトをご覧ください。