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2020年05月27日 | Geneva

STマイクロエレクトロニクス、自動車用デジタル・キー向けの次世代NFCリーダライタICを発表

  • 解施錠、エンジンスタートなどの応答速度向上および信頼性の高い長距離通信を実現
  • Car Connectivity Consortium®による最新のDigital Key Release 2.0規格に準拠し、NFC Forumの認証も取得

STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、自動車用デジタル・キー向けNFC リーダライタICのST25R3920を発表しました。同製品は、キーの応答速度や通信範囲といった性能が向上されており、ST25Rファミリの製品ポートフォリオを拡充する製品です。

デジタル・キーは、自動車の解錠 / 施錠をスマートフォンで操作できる利便性に加え、使用権限をほかのユーザ(友人や駐車場の係員など)と簡単に共有して管理できるといった優れた機能を実現します。これにより、サブスクリプション・サービスのような自動車の新しい所有形態への拡張性も持たせることが可能です。また、Car Connectivity Consortium(CCC)によるDigital Key Release 2.0規格に準拠しているため、スマートフォンのバッテリ低下により通常の操作ができなくなった場合でも、キーを使用することができます。

STは、過去5年以上にわたり車載用NFCデバイスの開発をリードし、現在では米国、ヨーロッパ、アジアの主要な自動車メーカーへ製品を提供しています。今回発表したST25R3920により、自動車用デジタル・キー技術のリーダーとして、その最先端技術のさらなる発展に貢献します。同製品は、ダイナミック・パワー制御(DPO)およびノイズ抑制レシーバ(NSR)という独自の技術を搭載しており、RF出力パワーも増強されています。また、自動車キーの応答速度や利便性を向上させる入力回路を備えています。

DPOにより、最大1.6WのRF連続出力パワーと最大2.5Wのピーク入力パワーで動作するため、小型のアンテナで長距離かつ高い信頼性を持ったNFC通信を維持することができます。また、ST独自のNSR技術によりノイズ源の干渉に対する耐性が向上しているため、EMC対策および各種認証取得の簡略化が可能です。さらに、自動アンテナ・チューニング(AAT)により外部環境から受けたチューニング変動を自動補正し、スマートフォンとの通信を最良の状態に維持することができます。電磁誘導方式ウェイクアップによる低消費電力のキー接近検知により、キーを使用していないときの待機バッテリ負荷を最小限に抑えることも可能です。

ST25R3920は、ドア・ハンドル、Bピラー、センター・コンソールなど、アンテナのサイズに制約のある狭い場所での実装に最適です。

ST25R3920は、世界各国の主要自動車メーカー、スマートフォン・メーカー、および電子機器サプライヤが参画するCCCのDigital Key Release 2.0規格をサポートしています。STは、CCCのメンバー、NFC Forumの理事会メンバー、その他WPCなどさまざまなワーキング・グループ、およびISO 14443とISO 15693のタスク・フォースのメンバーとして、NFC規格の策定における重要な役割を担っています。

また、ST25R3920はNFC Forumの認証(Reader Devicesカテゴリ)も取得しており、P2Pを含む全NFCモードをサポートするNFCユニバーサル・デバイスとしても機能します。ペアリング用のNFC Forum規格に加えてEMVCo 3.0規格にも準拠しているため、電気自動車の充電サービス以外にも、車載用NFC決済端末として使用することも可能です。さらに、独自の新しいQiワイヤレス充電用NFCカード保護アルゴリズムにより、モバイル機器の安全なワイヤレス充電を実現します。

ST25R3920は、現在量産中です。価格およびサンプル提供については、STのセールス・オフィスまたは販売代理店までお問い合わせください。

詳細については、ウェブサイトをご覧ください。