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CommScopeとSTマイクロエレクトロニクス、IoT機器向けのMatterのプロビジョニングを簡単かつセキュアにする統合ソリューションを発表

PKIWorksプラットフォームとSTM32WBワイヤレスSoCの統合ソリューションがMatter機器開発においてIoTのセキュリティ向上を実現

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IR関係者お問い合わせ先

Massimo Disabato, CommScope
massimo.disabato@commscope.com

ネットワーク接続のグローバルリーダーであるコムスコープ(NASDAQ:COMM)と多種多様な電子機器に半導体を提供する世界的半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、CommScopeのIoTセキュリティ・プラットフォーム「PKIWorks™」と、広く普及するSTのワイヤレスSoC 「STM32WB」を統合したソリューションを発表しました。この統合ソリューションは、機器メーカーがConnectivity Standards Allianceのセキュリティ規格であるMatterに準拠したIoT機器を開発するためのターンキー・ソリューションとなります。

 

同ソリューションは、製造におけるセキュアなMatter機器であることの証明生成およびプロビジョニングを簡略化し、IoT機器メーカーのコストや開発期間の削減に貢献します。これにより、開発者が作業することなく、IoT機器をマイコン・レベルでコミッショニングできるようになります。今回の協力は、CommScope Sentry™チームの35年間にわたる経験と、マイクロコントローラ(マイコン)および開発エコシステムにおけるSTのリーダーシップを活かし、暗号鍵およびデジタル認証を量産品に対しセキュアに組み込むものです。

 

STのSTM32コネクティビティ製品ライン マネージャーであるNathalie Vallespinは、次のようにコメントしています。「STは、CSAのプロモータ企業として、あらゆる機器メーカーがMatterに準拠した製品をシームレスに開発できるよう取り組んでいます。汎用マイコンのトップメーカーであり、セキュア・エレメントに関する専門性を有する当社は、機器メーカーの課題に対する深い理解とMatterに関する豊富な知識を組み合わせることで、CommScopeとこのような独自の協力関係を結ぶことができました。これにより、認証情報のプロビジョニングを簡単でセキュアなプロセスにすることができ、Matter機器の開発を加速させることができます。」

 

CommScopeのネットワーキング、インテリジェント・セルラーおよびセキュリティ・ソリューション担当プレジデントであるBart Giordanoは、次のようにコメントしています。「CommScope Sentry PKIWorksプラットフォームと、広く普及しているSTのマイコン・プラットフォームを組み合わせたターンキー・ソリューションにより、顧客はMatterの導入に伴う課題を軽減するとともに、複雑さ、規模、およびコストにおける課題に対処できます。CommScopeとSTは長年にわたる協力関係を築いてきたため、デジタル・セキュリティや半導体ソリューション、および機器製造の最先端において両社が数十年間培ってきた専門性を活用することで、新しいMatter対応IoT機器への需要増加にも容易に対応できます。」

 

PKIWorksSTM32WB、およびMatterについて

PKIWorksプラットフォームは、セキュアで柔軟性に優れた認証情報のプロビジョニングおよび管理プラットフォームで、数十年にわたる経験と何十億個もの機器認証によって改良されてきました。現在、同プラットフォームはMatter機器の認証情報生成・提供に最適化されており、あらゆるIoT機器メーカーに最新情報を提供し、発展しているMatterのエコシステムとセキュリティおよび相互運用性(インターオペラビリティ)の情報を提供しています。PKIWorksプラットフォームは、CommScopeが持つ専門性を活用したものです。CommScopeは、機器の認証情報のインストール、特にリソースに制約のあるIoT機器に関してプロビジョニング・クライアントに深い知識を持っています。これらのクライアントは、幅広いSTM32マイコンとSTSAFE-Aのサポートが可能になります。CommScopeは最近、軽量化されたプロビジョニング・クライアント機能をSTM32WB55に統合しました。STM32WB55は、IoT機器開発用であり、Matter機器に最適なSTのワイヤレスSoCです。Matterは、スマート・ホーム機器間の相互運用性とセキュリティを確保するための新しいスマート・ホーム統一規格です。2022年10月に発表された仕様と認証プログラムは、Connectivity Standards Alliance(CSA)が主催し、600社以上のテクノロジー企業が協力して完成しました。Matterは、スマート・ホーム機器間の相互運用性を確立すると同時に、サプライヤおよびIoTエコシステムにわたるセキュリティを向上し標準化しています。これにより、スマート機器が相互に確実に動作し、かつセキュアであるという認証印を消費者に与えます。

 

PKIWorksの特徴

  • PKIWorksプラットフォームは、年間300億台以上の機器の認証情報を生成でき、それ以上の生成数にも拡大できるよう設計されているため、将来の拡張性を備えた強固な基盤となっています。
  • 同プラットフォームは、CSA認証済みのRoot of Trust(信頼の起点)とCommScope Product Attestation Authority(PAA)を使用して、さまざまなIoT機器メーカーやサービス・プロバイダに向けてMatter機器の認証情報を生成します。
  • PKIWorksのプロビジョニング・クライアントは、さまざまな種類の機器認証情報をSTM32およびSTSAFE-Aにインストールできます。これには、Matter機器に特化して設計されたSTM32WB55も含まれます。
  • STM32WB55 Matter SDKの集積化は、機器メーカーによる追加の統合作業なしに、Matterのコミッショニング(ネットワーク参加認証)が可能です。
  • PKIWorksソリューションには、出荷時の設定とOTA(Over The Air)によるプロビジョニングが含まれており、Device Attestation Credentials(DAC)とNode Operational Credentials(NOC)を提供することにより、Matter機器におけるセキュリティのライフサイクルをサポートします。

 

PKIWorksのサービスは、STM32およびSTSAFE-Aを使用した設計を行う機器メーカーにご利用いただけます。CommScopeは、STの認定パートナー・プログラムのメンバーです。CommScopeのSentryが提供する統合ソリューションは、製造時における機器認証のプロビジョニングを効率化することにより製品開発を大幅に簡略化して、開発期間を短縮します。PKIWorksクライアントが搭載されたSTM32WBは現在入手可能で、IoT機器プロバイダの多様な製造環境に対応したさまざまな構成で提供されています。

 

詳細については、https://www.commscopesentry.com/をご覧ください。

 

CommScopeおよびCommScopeのロゴは、CommScopeおよび / または米国およびその他の地域における関連会社の登録商標です。商標の詳細については、https://www.commscope.com/trademarksをご覧ください。Matterは、Connectivity Standards Allianceの商標です。その他すべての製品名、商標、および登録商標は、その所有者に帰属します。

 

CommScopeについて
CommScope(NASDAQ:COMM)は、技術の境界を押し上げ、世界最先端の有線および無線ネットワークを構築しています。当社の従業員、イノベーター、技術者で構成されるグローバルチームは、お客様が次に何をすべきかを予測し、何が可能であるかを発明できるよう支援をおこなっています。さらなる情報は https://ja.commscope.com/ からご確認いただけます。

 

本プレスリリースには、現時点で経営者が入手可能な情報、経営者の判断及び将来の事象に関する様々な仮定に基づく将来予想に関する記述が含まれています。将来に関する記述は、業績を保証するものではなく、様々な不確実性やその他の要因に左右され、実際の業績は、現在の見通しとは大きく異なる可能性があります。当社は、将来の見通しに関する記述を提供するにあたり、新たな情報、将来の事象、その他の結果としてこれらの記述を更新する意図はなく、また更新する義務も負いません。
出典:CommScope

 

STマイクロエレクトロニクスについて
STは、50,000名以上の従業員を擁し、包括的なサプライ・チェーンと最先端の製造設備を有する世界的な総合半導体メーカーです。約20万社を超えるお客様や数千社のパートナー企業と協力しながら、お客様のビジネス創出や持続可能な社会をサポートする半導体ソリューションの開発ならびにエコシステムの構築に取り組んでいます。STのテクノロジーは、スマート・モビリティ、電力エネルギー管理の効率化、クラウド接続型自律デバイスの普及を可能にします。STは、2027年までのカーボン・ニュートラル(スコープ1、2、および3の一部)の実現を目標にしています。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト(http://www.st.com)をご覧ください。

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Massimo Disabato, CommScope
massimo.disabato@commscope.com

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