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STマイクロエレクトロニクス、スマート・ホームや産業用システムのイノベーションに貢献する高性能マイコンを発表

工場、ビル、インフラ、デジタル・ヘルス分野の次世代スマート機器に最適なSTM32H7R/Sマイコンが組込みシステムの大幅な性能向上に貢献

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報道関係者お問い合わせ先

Alexis Breton
Corporate External Communications
Tel: +33.6.59.16.79.08
alexis.breton@st.com

多種多様な電子機器に半導体を提供する世界的半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、高性能の汎用32bitマイクロコントローラ(マイコン)STM32H7シリーズに「STM32H7R」および「STM32H7S」を追加しました。これらの製品は、一般的にマイコンよりも複雑なマイクロプロセッサ・ベースのシステムと同等の性能、拡張性、およびセキュリティを、シンプルかつ高集積なマイコンで実現しています。

 

新しいSTM32H7マイコンにより、スマート家電や、スマート・ビル・コントローラ、ファクトリ・オートメーション、コンスーマ向け医療機器などの機器メーカーは、高まり続けるエンド・ユーザの要求に応じて、より迅速かつ低コストで新製品を開発できます。通常マイクロプロセッサ(MPU)を必要とする、カラフルでリッチなユーザ・インタフェースの追加や、複数機能の同時実行などが可能です。

 

STの汎用マイクロコントローラ事業部ジェネラル・マネージャであるPatrick Aidouneは、次のようにコメントしています。「STM32マイコンは、世界で最も普及しているArm® Cortex®-Mマイコンです。最新のSTM32H7R/Sマイコンは、強力な開発エコシステムを利用して、さらに多くのユース・ケースに対応した設計ができます。マイクロプロセッサのような品質を備えた同製品は、優れたコア性能を実現しつつ、豊富なペリフェラルと利便性を低コストで提供します。」

 

STM32H7R/Sマイコンの主要顧客の1社であるRiverdi社は、次世代ディスプレイ・モジュールの性能向上に向けて同製品を採用しました。Riverdi社の最高経営責任者(CEO)であるKamil Kozlowski氏は、次のようにコメントしています。「専用のグラフィックス・プロセッサと高速メモリ・インタフェースを搭載したSTM32H7R/Sマイコンは、組込みディスプレイの可能性の限界を押し広げるという当社のミッションに完全に合致しています。同製品により、次世代ディスプレイの映像性能および応答性が向上し、魅力的でインタラクティブなユーザ体験を実現できるようになります。これは、顧客に最先端のディスプレイ・ソリューションを提供するという当社の取り組みにおいて大きな一歩となります。」

 

STM32H7R/Sマイコンは、物理的な攻撃に対する保護、メモリ保護、実行時にアプリケーションを保護するコード分離、プラットフォーム認証など、IoT機器に求められる堅牢なセキュリティ機能を備えています。STM32H7Sマイコンは、immutable RoT(不可変のRoot of Trust)や、デバッグ認証、ハードウェアの暗号化アクセラレータを搭載し、最新のアルゴリズムをサポートしているため、コードやデータへの不正アクセスを防止します。また、これらのセキュリティ機能により、SESIP3とPSAレベル3までの認証をターゲットとし、サイバー・セキュリティ保護の最も厳しい業界標準を満たしています。

 

高性能STM32H7シリーズは、STM32マイコンの中で最高性能のArm® Cortex®-M7コア(最大動作周波数600MHz)および、最小限の内蔵メモリおよび高速な外部インタフェースを搭載しています。これにより、開発者はシンプルかつ低コストのマイコン開発ツールを使用して、優れた性能と柔軟性を備えたシステムを構築できます。STM32H7R/Sマイコンには、汎用の「STM32H7R3」 / 「STM32H7S3」、およびグラフィックス処理性能が強化された「STM32H7R7」 / 「STM32H7S7」が含まれています。開発者は、これらの製品間でソフトウェアを広く共有できるため、新プロジェクトの開発リソースを効率的に使用し、製品開発期間を短縮できます。

 

ABI Research社のシニア・リサーチ・ディレクターであるMichela Menting氏は、次のようにコメントしています。「IoT機器のセキュリティは、信頼性の高いシステム開発においてきわめて重要です。従来のマイコン・ベースの組込みハードウェアでは、マイクロプロセッサに匹敵する性能を低コストで実現しつつ、高いセキュリティを確保することは困難でした。この3つの要素を兼ね備えた製品を市場で見ることはめったにありません。新しいSTM32H7マイコンは、まさにそのような製品で、セキュリティを中心に据え、プライバシー保護が重要となるコンスーマ機器および産業機器市場においてさまざまなアプリケーション要件を満たすように設計されています。」

 

STM32H7R/Sマイコンは、2024年4月に量産が開始される予定です。価格およびサンプル提供については、STのセールス・オフィスまたは販売代理店までお問い合わせください。

 

また、同製品を使用したアプリケーション開発を加速させる開発・評価用プラットフォーム「STM32H7S8-DK」および、低コストで拡張性に優れた開発ボード「NUCLEO-H7S3L8」も提供されています。

 

詳細については、ウェブサイト をご覧ください。

 

技術情報
新しいSTM32H7マイコンに関するSTの戦略は、ブートFlashメモリとSRAMを内蔵し、アプリケーション・コードとデータは外部メモリに記録することです。ブートFlashは、より簡単でセキュアな起動を実現しつつ、慣れ親しんだツールやSTM32ソフトウェア・パッケージを使ったアプリケーション開発を簡略化します。STM32Cube開発エコシステムでは、ブート・システムの設定や外部メモリへのコード保存をサポートするソフトウェアやツールが提供されています。アプリケーションに必要な外部メモリの種類とサイズを自由に選択できるため、部品コストを削減できます。アプリケーション・コードは、外部メモリから実行するか、内蔵の大容量SRAMにロードすることで実行可能です。外部メモリ接続用のI/Oピンには、メモリ暗号化エンジン(MCE)が内蔵されており、On the Flyによるコード・データの暗号化 / 復号化が可能です。メモリ・インタフェースはDTR(Double Transfer Rate)規格で最大200MHzで動作し、アプリケーションをシームレスに実行できます。

 

STM32H7R/Sマイコンには、高性能コアに加えてNeoChrom GPU(グラフィック・プロセッシング・ユニット)が搭載されています。これにより、マイクロプロセッサで実現されるような豊富な色とアニメーション、3D効果を備えたグラフィカル・ユーザ・インタフェース(GUI)を実現可能です。また、ディスプレイ・コントローラも搭載されているため、小型のマイコンでは負荷が大きすぎるような、鮮やかでカラフルな高解像度のユーザ・インタフェースで画像を処理できます。UIの動作にはメインCPU性能の約10%しか使用しないため、スマートフォンのようなユーザ体験を提供しつつ、エッジAIや通信、リアルタイム制御など要求の厳しいアプリケーションも同時に実行できます。STM32H7RおよびSTM32H7Sはすでに、STの組込みGUI開発ツール「TouchGFX」に対応しています。TouchGFXは、継続的に新機能がアップデートされているため、スムーズでなめらかなグラフィックスとアニメーションを使用した想像力豊かなエフェクトを作り出すことができます。

 

通常のマイコンと同様、簡単なPCB基板設計で対応でき、一般的なマイクロプロセッサと比べてはるかに少ない層数しか必要としないため、コスト削減に貢献します。低コストの68ピン・パッケージから、多ピンの外部接続(センサ入力や通信チャネルなど)を必要とするアプリケーション向けに最大225ピンを備えたパッケージまで、幅広いパッケージ・オプションが提供されています。

 

また、一般的なマイクロプロセッサには外部パワー・マネージメントIC(PMIC)が必要ですが、同製品には電源回路機能が内蔵されています。

 

* STM32は、STMicroelectronics International NVもしくはEUおよび / またはその他の地域における関連会社の登録商標および / または未登録商標です。STM32は米国特許商標庁に登録されています。

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