• お問い合わせ
2022年04月25日 | Geneva

STマイクロエレクトロニクス、 さまざまなアプリケーションでタッチレス制御を実現する 低コストのジェスチャ認識用ソフトウェア・パッケージ「STGesture™」を発表

  • 低消費電力・低コストのジェスチャ認識を実現する「FlightSense™」専用ソフトウェア・パッケージ
  • マルチゾーン対応ToF測距センサを活用したカメラ不要のソリューションにより、プライバシーを完全保護

多種多様な電子機器に半導体を提供する世界的半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、シンプルかつ低コストのコンスーマ機器と産業機器において、ジェスチャによるタッチレス制御を実現するソフトウェア・パッケージ「STGesture™」を発表しました。このソフトウェア・パッケージは、STのマルチゾーン対応FlightSense™ ToF(Time-of-Flight)測距センサ「VL53L5CX」用の無償の開発ソフトウェアで構成されています。ToF測距センサによるジェスチャ認識は、さまざまな機器で洗練されたタッチレス制御を実現する革新的な技術です。

当初はハイエンドの自動車向けに開発されたジェスチャによるタッチレス制御は、キッチン用生活家電、サーモスタット、スマート・ホーム機器、スマート照明制御、ノートPC、AR / VR用ヘッドセット、タブレット、スマートフォンなど、幅広い機器の操作性向上に貢献します。また、ジェスチャ認識可能なユーザ・インタフェースは、自動販売機や券売機、エレベータのスイッチ、デジタル・サイネージの操作など、今日の社会で課題となる機器を介した感染症の拡大防止にも貢献します。

「STGesture™」で提供される最新のソフトウェアは、マルチゾーン対応ToF測距センサ「VL53L5CX」用に開発されており、コンスーマ・産業機器向けアプリケーションにおいてシンプルかつ低コストでジェスチャ認識機能を実現します。これらのセンサとソフトウェアを組み合わせて、手のX / Y / Z座標をリアルタイムで計算し、その動きをトラッキングすることで、タップやスワイプ、レベル制御などのジェスチャを認識します。

従来のジェスチャ認識システムには、一般的に高コストかつプライバシー・リスクを持つカメラ・ベースのマシン・ビジョンが使用されています。STのソリューションは、ビジョン・ベースのソリューションと異なり、ユーザのプライバシー保護と低消費電力を実現し、外部照明を追加することなく暗所でも動作するシステムの構築を可能にします。軽量なジェスチャ・アルゴリズムは、低消費電力マイクロコントローラ(マイコン)で動作し、必要なシステム・リソースを最小限に抑えられるため、既存アプリケーションに簡単に組み込むことができます。

STのエグゼクティブ・バイスプレジデント 兼 イメージング・サブグループ ジェネラル・マネージャであるEric Aussedatは、次のようにコメントしています。「近年、IoT機器の低コスト化、高効率化、および高機能・高性能化が加速しています。FlightSense ToF測距センサ製品をはじめとするイメージング技術でこの分野をリードするSTは、無償かつすぐに使用できるソフトウェア・パッケージを発表しました。これにより、幅広いコンスーマ機器および産業機器において、ジェスチャ認識によるタッチレス制御を実現します。」

ソフトウェア・パッケージ「STSW-IMG035」は、マルチゾーン対応dToF(ダイレクトTime-of-Flight)測距センサ「VL53L5CX」向けに設計されており、STの汎用32bitマイコン「STM32*ファミリ」で提供されるマイコンで使用可能です。STの最新世代ToF測距センサであるVL53L5CXは、64ゾーンで最長400cmの高精度測距が可能で、対角63°の広い視野角を備えています。

STのイメージング・サブグループは、ジェスチャ認識に関する原理、メリット、実用的なジェスチャ・アプリケーションなどを包括的に解説するウェビナーを4月26日に開催しました。詳細については、ウェブサイトをご覧ください。

VL53L5CXは現在量産中で、16ピンの光学LGAパッケージ(6.4 x 3.0 x 1.5mm)で提供されます。ジェスチャ認識用ソフトウェア・パッケージ「STSW-IMG035」には、GUI、サンプル・コード、ライブラリ等のリソースが含まれています。詳細については、ウェブサイトをご覧ください。また、ソフトウェア・パッケージおよびハードウェア評価ボードの関連製品は、こちらから入手可能です。

* STM32は、STMicroelectronics International NVもしくはEUおよび / またはその他の地域における関連会社の登録商標です。STM32は米国特許商標庁に登録されています。