STマイクロエレクトロニクス、堅牢な信号処理と優れた速度を備え、FA機器に最適なRS-485トランシーバを発表
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多種多様な電子機器に半導体を提供する世界的半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、40Mbit/sの速度、PROFIBUS準拠の出力、過渡保護、ホットスワップ保護を備えたRS-485トランシーバ「ST4E1240」を発表しました。
ST4E1240は、STの新しいトランシーバ・ファミリ初の製品で、高性能が求められる最新の産業アプリケーションに堅牢かつ信頼性の高いRS-485信号を提供します。また、RS-485規格をはるかに上回るデータ速度をサポートし、バス上に64以上のトランシーバが接続された長い配線上でのマルチ・ポイント接続が可能です。同製品は、プログラマブル・ロジック・コントローラ(PLC)やロボット、通信インフラ、スマート・ビルの制御機器、サーボ・ドライブ、光ネットワーク・デバイス、電力網インフラ、スマート・メータなどのデータ収集システム、バックプレーン・バスなどの先進アプリケーションに最適です。
ST4E1240に内蔵された保護機能は、最大±12kVの接触放電までIEC 61000-4-2に適合しており、外部ESD(静電破壊)保護なしで使用可能です。また、IEC 61000-4-4に適合した最大±4kVのクラスA高速過渡保護機能によって、データの完全性とバスの安定性を保証します。ホットスワップ回路は、デバイスのオン時やプラグイン時に、バス上に不慮の状態が現れないように防ぎ、最大100pFの寄生容量を放電できます。また、フェイル・セーフ機能も内蔵しているため、バスがオープンか短絡、またはアイドル状態を検出すると、出力をハイに駆動して不確定状態を防止します。250mA短絡保護やサーマル・シャットダウンなども備えています。
ST4E1240は、すべてのTIA/EIA-485(RS-485)規格に適合します。また、一般的なPROFIBUSフィールド・バス規格に準拠するために、5V供給時に2.1Vを超える出力電圧差を保証します。外部イネーブル・ピンで制御するシャットダウン・モードも備えており、静止電流を3.5µA未満に削減するため、低消費電力が求められるアプリケーションに最適です。
ST4E1240 RS-485トランシーバは、10年間の長期供給保証プログラムの対象製品です。現在量産中で、SO-8パッケージ(4.9mm x 3.91mm)で提供されます。単価は、1000個購入時に約0.81ドルです。また、STのeStoreから無償サンプルを入手可能です。
詳細については、ウェブサイトをご覧ください。