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STマイクロエレクトロニクス、 ヒアラブル機器やヘッドセットの小型・省電力化に貢献する オール・イン・ワンの骨伝導 / モーション・センサを発表

ワイヤレス・ヘッドホンやAR / VR / MRヘッドセットの駆動時間延長および優れたユーザ体験を実現

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多種多様な電子機器に半導体を提供する世界的半導体メーカーのST マイクロエレクトロニクス(NYSE: STM、以下 ST)は、高集積のMEMSモーション・センサ「LSM6DSV16BX」を発表しました。同製品は、ヘッド・トラッキングおよびアクティビティ検出用の6軸慣性計測ユニット(IMU)に、1kHzを超える周波数帯の音声を骨伝導によって検出するオーディオ加速度センサを組み合わせた製品です。これにより、スポーツ用および汎用ワイヤレス・イヤホンなどの大幅な小型化に貢献します。

また、タッチやスワイプなどのユーザ・インタフェース制御用にSTのQvar™(電荷変動)検出チャネルを搭載しており、ワイヤレス・ヘッドホンやAR(拡張現実) / VR(仮想現実) / MR(複合現実)ヘッドセットなどのアプリケーションに最適です。

LSM6DSV16BXは、きわめて高集積であるとともに、優れた性能を提供します。ヘッド・トラッキングや3Dサウンド用に設計されたSTの低消費電力センサ・フュージョン(SFLP)テクノロジーや、STの第3世代MEMSセンサの特徴であるエッジ処理機能が搭載されています。これには、ジェスチャ認識用のステート・マシン(FSM)、アクティビティ認識 / 音声検出用の機械学習コア(MLC)、および性能と効率を自動的に最適化する自己構成機能(ASC)が含まれており、システム遅延の低減やシステム全体の消費電力削減、ホスト・プロセッサの負荷軽減に貢献します。

このような高集積化および優れたエッジ処理能力により、システム全体の消費電力を最大70%、基板面積を最大45%削減可能です。また、ピン接続数を50%削減できるため、外部接続を削減することができます。さらに、パッケージの高さが従来のST製MEMSモーション・センサと比べて約14%低くなっています。

LSM6DSV16BXには、GitHubのST MEMSページから入手できるFSMおよびMLCのサンプル・ソフトウェアが多数付属しています。ピックアップ・ジェスチャの検出による機器の自動オンや、ワイヤレス・ヘッドセットの着脱検出、3Dサウンド用のヘッド・ジェスチャなど、豊富なサンプルが含まれています。また、サンプルがあらかじめ統合されたソフトウェア拡張パッケージ「X-CUBE-MEMS1」を活用することで、迅速に開発を行うことができます。

LSM6DSV16BXは現在量産中で、VFLGAパッケージ(2.5mm x 3.0mm x 0.74mm)で提供されます。1000個購入時の単価は約3.95ドルです。

詳細については、ウェブサイトをご覧ください。

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