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STマイクロエレクトロニクス、柔軟性に優れた高集積の車載用LEDドライバを発表

STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、1チップにDC-DCコンバータを集積した車載用LEDドライバ「ALED6000」を発表しました。同製品は、部品点数の削減に貢献し、柔軟な設計を実現します。また、車両の電気的条件が変動している間も安定して照度を維持することができます。

ALED6000は、シングル・ストリングのLEDを最大3Aで駆動し、4.5V~61Vの広い入力電圧範囲を備えています。
デイライト、ヘッドライト、テール・ライト、ストップ・ライト、ウインカーなどのエクステリア照明、およびインテリア照明に最適です。

また、デジタル調光機能およびPWM制御信号の専用ピンを備えており、イネーブル・ピンと同期ピンによって、マルチデバイス・アプリケーションのノイズ低減に貢献します。出力電流は、精度が3.2%以内で、電圧降下が250mV(標準値)のセンス抵抗で効率的にモニタリングされます。暗電流は、動作時2.4mA、シャットダウン時11µAときわめて低く抑えられています。さらに、VBIAS補助入力ピンと軽負荷時のパルス・スキッピング動作により、負荷範囲全体で高効率を実現します。

ALED6000に搭載されたDC-DCコンバータは、バック / バックブースト / フローティング・ブーストの各トポロジに対応しているため、電源の変動に対応しつつ、入力電圧範囲外の電圧が必要なLEDストリングにも柔軟に給電することができます。また、入力電圧が出力の設定値に近づく、もしくは下回ると、デューティ・サイクルが100%に近い低ドロップアウト・モードで動作することができます。

過電流が発生した場合、ALED6000はパルス・バイ・パルス保護を起動して、出力電流を事前に設定された最大値に制限します。また、突入電流を制限するプログラマブル・ソフトスタート回路、および自動復帰機能を備えた過熱保護機能を搭載しています。出力電流の最大値とコンバータのスイッチング周波数は、いずれも外付け部品を使用して選択できるため、インダクタの最適化により高エネルギー効率、高速ダイナミック応答、小型化、低出力リップル(低ESRキャパシタを使用)を実現できます。

AEC-Q100に準拠した車載用LEDドライバ「ALED6000」は現在量産中で、HTSSOP16パッケージで提供されます。単価は、1000個購入時に約2.25ドルです。また、すぐに設計を開始できる評価キット「STEVAL-ILL089V1」も提供されています。

詳細については、ウェブサイトをご覧ください。

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