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2021年04月14日 | Geneva

STマイクロエレクトロニクス、酸化厚膜ガルバニック絶縁技術を使用した高性能・高信頼性デジタル・アイソレータICを発表

STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、デュアルチャネル・デジタル・アイソレータIC「STISO621」の量産を開始したことを発表しました。STのデジタル・アイソレータICシリーズ初の製品である同製品は、産業機器に最適で、従来のフォトカプラと置き換えることで優れた性能を実現します。

STISO621には、6kVのガルバニック絶縁技術が採用されており、2つの絶縁型ドメイン間におけるデータ通信で最大100Mbit/sのデータ・レートを実現し、パルスの歪みを3ns未満に抑えます。双方向のデータ処理が可能なUARTインタフェースとして動作すると共に、シュミット・トリガ入力型の独立した2つの単方向チャネルが搭載されているため、優れたノイズ耐性を実現します。

双方向でガルバニック絶縁されたSTISO621の両サイドから、電源電圧をそれぞれ独立して供給することができます。各チャネルが幅広い電圧範囲を備え、3.3V~5.5Vの回路にレベル変換可能です。また、65kV/µsの標準コモンモード過渡電圧耐性(CMTI)により、過酷な環境におけるスイッチングで発生する高い過渡電圧から低電圧サイドを保護します。

STISO621は、電源やモータ・ドライバ、電力メータ、インバータ、バッテリ・モニタ、生活家電、フィールドバス用アイソレータ、サイズが重視されるマルチチャネル絶縁アダプタ、ファクトリ・オートメーション・システムで広く使用される一般的なアイソレータなど、幅広い産業機器およびコンスーマ機器に適しています。同製品の設計は、高電圧機器用の絶縁デバイスに適用される規格であるVDE0884-10およびUL 1577に基づいて試験済みです。

また、さまざまなアプリケーションにおいて製品設計の期間短縮に貢献する評価ボード「EVALSTISO62XV1」、および電力メータ用評価ボード「EVALSTPM-3PHISO」も提供されています。EVALSTPM-3PHISOは、STISO621と高精度のスマート・メータリング・アナログ・フロントエンドIC「STPMS2」を組み合わせた評価ボードです。STM32マイクロコントローラで動作するカスタマイズ可能なファームウェアも搭載されているため、3相計測データや電力品質データの演算処理を行うことができます。

STISO621は、1200Vrmsの最大動作絶縁電圧(VIOWM)と高いインパルス耐電圧(VIOTM)を備えているため、長期間、ならびにシステム異常が発生している間も完全なガルバニック絶縁を維持します。パッケージ・オプションは、4mmの沿面距離と空間距離を持つSO8ナローボディ・パッケージで提供される「STISO621」(VIOWM = 4800V)、および8mmの沿面距離と空間距離を持つSO8ワイドボディ・パッケージで提供される「STISO621W」(VIOWM = 6000V)の2種類が提供されています。また、-40°C~+125°Cの動作温度範囲で優れた性能を提供します。

STISO621およびSTISO621Wは現在量産中で、単価は1000個購入時に約0.97ドルです。EVALSTISO62XV1は、STおよび販売代理店から入手可能で、単価は約25.00ドルです。EVALSTPM-3PHISOの単価は、約118.00ドルです。

詳細については、ウェブサイトをご覧ください。