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2020年06月30日 | Geneva

STマイクロエレクトロニクス、600W~6kWのアプリケーションに対応するデジタルPFCコントローラを発表

機械的な突入電流制御が可能なインターリーブ型CCMブーストPFCコントローラ

STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、デジタルPFCコントローラの製品ラインアップにデュアル・チャネルのインターリーブ型ブーストPFC(力率改善)コントローラであるSTNRGPF02を追加しました。同製品は、STのオンライン設計ツール「eDesignSuite」により簡単に設定を行うことができるだけでなく、回路設計や外付け部品の選択を迅速に行うこともできます。

600W~6kWに対応するSTNRGPF02は、優れた柔軟性や設計期間の短縮など、一般的なアナログ的手法に対するデジタル電源のメリットを提供します。また、外付けのDSPやマイクロコントローラを必要とするデジタル・ソリューションと比べ、高度なシステム統合が可能です。

主なアプリケーションには、産業用モータ、エアコン、生活家電 / 業務用家電製品、セルラー通信基地局、通信インフラ、データ・センター、無停電電源(UPS)などが含まれます。

STNRGPF02は、平均電流モード制御を使用し、固定周波数の連続導通モード(CCM)で動作します。内部電流ループにはハードウェア・アナログ比例積分(PI)補償器が使用されている一方、外部電圧ループにはデジタルPIコントローラが使用されているため、アナログ制御とデジタル制御の最適な組み合わせにより高速な応答を実現しています。電圧ループと電流ループのカスケード制御により、総インダクタ電流の平均値に基づいて出力電圧を制御することも可能です。

また、外部リレーまたはトライアックを使用して突入電流を機械的に制御できるように設計されており、ソリッド・ステート機器によるデジタル突入電流制御を特徴とするSTNRGPF12と共に、STのデジタルPFCコントローラの製品ポートフォリオを拡充します。両製品ともプログラマブル・フェーズ・シェディング、負荷のフィード・フォワード、およびバースト・モードに対応しているため、電力効率の大幅な向上に貢献します。さらに、保護機能として設定可能かつ高速動作の熱保護や過電流保護(OCP)、過電圧保護(OVP)、ソフトスタート制御などを搭載し、PFCの状態を示すインジケータも備えています。

STのオンライン設計ツールであるeDesignSuiteでは、コンバータの仕様を入力してコンフィギュレータを実行することで、STNRGPF02を簡単に設定することができます。また、全体の回路図や部品表、およびバイナリ・オブジェクト・コードを生成することも可能です。生成されたバイナリ・オブジェクト・コードはICのシリアル通信ポートを介してファームウェアとしてダウンロードできるため、一般的な電源の設計期間の大幅な短縮に貢献します。シリアル・ポートではPFCパラメータのモニタも可能です。

さらに、STNRGPF02を使用した開発を迅速に開始できる評価ボード「STEVAL-IPFC02V1」も利用することができます。この評価ボードには、サイクル・バイ・サイクル方式のアナログ電流制御と柔軟性の高いデジタル制御を組み合わせたPFCリファレンス設計が含まれているため、力率がきわめて高く、高調波歪率がきわめて低い電源を実装可能です。

STNRGPF02は現在量産中で、TSSOP38パッケージで提供されます。単価は、1000個購入時に約2.67ドルです。

詳しい情報はウェブサイトをご覧ください。