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2020年05月04日 | Geneva

STマイクロエレクトロニクス、設計の簡略化と安全性向上を可能にする高集積の汎用車載ドア・ロックICを発表

STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、汎用車載ドア・ロックICのL99UDL01を発表しました。同製品は、6個のMOSFETハーフ・ブリッジ出力回路と2個のハーフ・ブリッジ・ゲート・ドライバを集積し、保護機能や診断機能を備えているため、安全性の向上や設計の簡略化、および省スペース化に貢献します。

L99UDL01は、ボディ制御モジュール(BCM)による電動ドア・ロック制御に向けた包括的な中央集中型ソリューションです。そのため、複数のモータ・ドライバやアナログ部品、受動部品と置き換え可能であるだけでなく、より洗練された機能を提供します。

事故発生時に通常動作を停止して、救急隊員が車内に確実にアクセスできるようにする独自の安全機能や、出力電流のPWM制御や高性能の診断機能(過電流、オープン負荷、バッテリ / グランドへの短絡の検出など)を備えています。また、負荷を駆動することなく負荷状態のチェックを実行することができます。

6個のMOSFETハーフ・ブリッジは、それぞれ独立して接続するだけでなく、高い電流負荷に対応するために最大3個まで並列に接続し、2チャネルとして使用することも可能です。出力MOSFETは完全に保護されており、オン抵抗が低いため電力効率の向上および温度管理の簡略化に貢献します。オン時間の長さ、オフ状態での異常検知、出力電流の振幅・方向といった主要パラメータを調節することができるため、性能の最適化が可能です。また、プログラム可能な電流制限によりドア・ロック用モータにかかるストレスを低減させることができるため、高い信頼性を実現します。

さらに、2個のハーフ・ブリッジ・ゲート・ドライバを使用してNチャネルMOSFETやスマート・パワー・デバイスを接続し、より高い負荷を制御することもできるため、優れた柔軟性を提供します。ゲート・ドライバには、電力損失を最小限に抑える動的な再循環回路や、ドレイン・ソース間電流の検出機能およびオフ状態での異常検知機能など、外付けのパワー・デバイス向けの保護機能が搭載されています。

L99UDL01は、BCMからのSPIコマンドで再起動するスタンバイ・モード(消費電流50µA)と、電流を15µA以下まで低減できるスリープ・モードの2つの省電力モードを備えています。

L99UDL01は現在量産中で、TQFP64Lパッケージ(10 x 10mm)で提供されます。単価は、1000個購入時に約3.63ドルです。

詳細については、ウェブサイトをご覧ください。