STマイクロエレクトロニクス、車載用ゲートウェイおよびドメイン・コントローラ・アプリケーション向けのスマート・ゲートウェイ・プラットフォームを発表
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STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、車載用スマート・ゲートウェイおよびドメイン・コントローラ・アプリケーションの試作開発をサポートするスマート・ゲートウェイ・プラットフォーム(SGP)を発表しました。
車載ネットワークの高スループット化や、クラウド接続の高データ・レート化といった車載アーキテクチャの進化に伴い、高性能のスマート・ゲートウェイおよびドメイン・コントローラECU(電子制御ユニット)の需要が高まっています。
STのモジュール型スマート・ゲートウェイ・プラットフォーム(SGP)は、ASIL-B準拠のセキュアなTelemaco3Pマイクロプロセッサ(MPU)、およびASIL-D準拠の車載用マイクロコントローラ「SPC58/Chorus」とのギガビット・イーサネット通信に対応し、優れた処理性能が特徴です。ファイアウォール機能や予知保全、OTA(Over The Air)ファームウェア更新、およびその他のECUやクラウドとの高データ・レート通信などに対応可能です。
SPC58/Chorus は、複数のCAN-FDインタフェースを搭載し、リアルタイムかつセキュアな車内通信を低消費電力で実現します。また、Telemaco3Pは、Posix OSで動作するデュアルコアArm® Cortex®-A7を搭載し、OTAファームウェア更新やファイアウォール、および予知保全に対応するセキュリティ・モジュールを内蔵することで、ゲートウェイの演算性能を向上させます。
SGPのリファレンス設計には、複数のイーサネットおよびCANポートに加え、LINやFlexRayにも対応した豊富な車内ネットワーク・インタフェースが含まれています。また、ハードウェア設計ファイル、ハードウェア / ソフトウェアのドキュメント、ソフトウェア・ユーティリティ(ドライバおよびFlash書込みツール)、サンプル・アプリケーションなどを含む、包括的なスタータ・パッケージも用意されています。
SGPはさらに、Wi-FiやLTEモジュールとの通信機能も搭載されているため、クラウド通信のシミュレーションを要するアプリケーションの試作開発にも完全に対応しています。モジュール型のアーキテクチャにより、性能、ネットワーク、ソフトウェアの拡張性に優れたプラットフォームとして、最適なフレームワークを提供します。
詳細については、ウェブサイトをご覧ください。
価格およびサンプル提供については、STのセールス・オフィスまたは販売代理店までお問い合わせください。