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STマイクロエレクトロニクス、 フランスの「Electronique 2030」プログラムの開始式をクロル工場で

  • マイクロエレクトロニクスに関する研究開発および製品実用化(FID : First Industrial Deployment)を支援するフランスの5年間におよぶ戦略的プログラムをけん引するリーダー企業の1社
  • Electronique 2030」プログラムは、加盟20ヶ国からなる「マイクロエレクトロニクスおよび通信技術における欧州共通利益に関する重要プロジェクト(Important Project of Common European Interest on Microelectronics and Communications Technologies)」に貢献

多種多様な電子機器に半導体を提供する世界的半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、フランスの「Electronique 2030」プログラムの開始式をSTの研究開発・製造拠点であるクロル工場(グルノーブル近郊)にて開催しました。この開始式には、フランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領、ブルーノ・ル・メール(Bruno Le Maire)経済・財務・産業およびデジタル主権担当大臣、シルビー・ルタイヨー(Sylvie Retailleau)高等教育・研究大臣、オリヴィエ・ヴェラン(Olivier Veran)民主主義再生担当大臣 兼 政府報道官、オリヴィエ・ベヒト(Olivier Becht)対外貿易・誘致および在外国民担当大臣、ティエリー・ブルトン(Thierry Breton)欧州委員会委員に加え、国および地方自治体の代表者や企業経営者が招待されました。また、GlobalFoundries社、フランス原子力庁 電子情報技術研究所(CEA-Leti)、Soitec社など、半導体業界や電子機器業界におけるSTのパートナーも出席しました。

2021年10月に発表された投資計画「France 2030」の一環である「Electronique 2030」プログラムは、エレクトロニクスにおけるフランスの主導的地位の維持ならびに研究開発からアプリケーションに至るまでの現在および将来的な課題の解決を目的としています。半導体は、さまざまな産業や経済全体にとって戦略的な重要性を持っており、スマート・モビリティやIoTの基盤となるエネルギー効率の高いテクノロジー、デバイス、ソリューションの生産を通じて、低炭素経済への移行を目指す欧州グリーンディールの目標を直接的にサポートします。

欧州レベルでは、第1回「IPCEI on Microelectronics(IPCEI ME)」の成功に基づき、ヨーロッパの加盟20か国が、欧州委員会との協議を通じて、新たなIPCEIとなる「IPCEI on Microelectronics and Communications Technologies(IPCEI ME/CT)」の策定を決定しました。IPCEI ME/CT(マイクロエレクトロニクスおよび通信技術における欧州共通利益に関する重要プロジェクト)には、100社を超える企業が参加し、半導体のバリュー・チェーン全体を対象として、研究・開発・イノベーション(RDI)や製品実用化(FID : First Industrial Deployment)を支援する予定です。IPCEI ME/CTは、SENSE(デジタル・パーセプション)、THINK(組込みプロセッシング)、ACT(パワー・エレクトロニクス)、およびCOMMUNICATE(通信用部品)の4つのワークストリームに分かれています。

エマニュエル・マクロン大統領は、STおよびその他14社の主要参加企業に対し、2022年から2026年までフランス政府による支援を提供することを発表しました。これによりSTは、クロル、グルノーブル、レンヌ、ルッセ、およびツールを中心としたSTの研究開発および製造拠点を通じ、4つのワークストリームへの参加において直接的な支援を受けることになります。支援を受ける研究開発分野には、高性能・低消費電力マイクロコントローラや、相変化メモリを内蔵した新しいFD-SOIテクノロジー、メモリ内蔵の革新的なCMOSテクノロジー・アーキテクチャを使用したエッジAI、GaN on Siliconを使用した革新的なパワー・エレクトロニクス、先進的な3D集積を活用したスマート光学センサ、組込みAI、5Gおよび6G向け RFテクノロジーおよびデバイスなどが含まれています。

IPCEI ME/CTへの助成金の提供は、欧州委員会の承認が条件となります。

*2022年7月12日にクロル(フランス)で発表されたプレスリリースの抄訳です。

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