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STマイクロエレクトロニクス、第25回サステナビリティ・レポートを発行

  • 再生可能資源由来の電力購入比を50%以上に拡大し、2027年までのカーボン・ニュートラル実現に向け順調に推移
  • 新製品の69%が「責任ある製品」として分類

多種多様な電子機器に半導体を提供する世界的半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、第25回サステナビリティ(持続可能性)レポートを発行しました。今回のレポートでは、2021年の取り組みおよび実績が詳しく紹介されています。STは、お客様およびパートナー企業との協力を通じ、今日の地球規模における環境的 / 社会的課題の解決に大きく貢献する革新的技術を生み出しています。

STの社長 兼 最高経営責任者(CEO)であるJean-Marc Cheryは、次のようにコメントしています。「25回目となる2022年のサステナビリティ・レポートは、サステナビリティにおけるSTの先駆的な取り組みにおける重要なマイルストーンとなります。2027年までのカーボン・ニュートラル実現に向けた初期の取り組みも含め、2021年も引き続き、すべての主要サステナビリティ指標において順調な成果を達成することができました。STは、引き続きサステナビリティ活動全般を拡大・加速させ、持続可能な社会を実現するテクノロジーを持続可能な方法で生み出し、従業員やあらゆるステークホルダーに対し、長期的な価値を提供していきます。」

STは2021年、人々とコミュニティにとってより健康かつ安全で包摂的な環境を作り、収益性の高い成長を実現するために、協力的なアプローチを通じて、サステナビリティに関するコミットメントやプログラムに積極的に取り組みました。同レポートに詳述したさまざま領域にわたるSTの継続的な取り組みは、2021年も高く評価され、DJSI World / DJSI Europe指標、その他の主要なESGランキングや国際認証に選定されました。

持続可能なテクノロジー
STの技術および製品は、製品ライフサイクルのあらゆる段階で社会的 / 環境的フットプリントを継続的に改善することで、お客様の持続可能性の向上や、機会の獲得に貢献します(持続可能なテクノロジー )。持続可能なテクノロジーに関する2021年の成果は以下の通りです。

  • 新製品の69%が「責任ある製品」(責任ある調達、エコデザイン、高度なEHS製造基準、責任ある製品、アプリケーション)として分類(2020年実績 : 63%)
  • 総売上に対する「責任ある製品」の売上比率20%(1)(2020年実績 : 18.5%)
  • EUタクソノミー規制(2)に基づき、製品ライフサイクル全体で実質的な温室効果ガス(GHG)の削減に貢献する製品の売上比率37%

 

持続可能な方法
STは、2020年12月に発表した「2027年までのカーボン・ニュートラル実現」目標(エネルギーおよび気候変動 )に向け、2021年も環境フットプリントの削減に積極的に取り組みました。

  • 製造能力を継続的に拡大しつつ、温室効果ガス排出量を2018年比で34%削減(絶対量)
  • 再生可能資源由来の電力購入比を50%以上に拡大(2020年実績 : 43%)
  • 水消費量を16%削減(2020年比、生産量当り)
  • 廃棄物の90%を再利用、回収、またはリサイクル(2020年実績 : 88%)

 

STは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的流行による影響に際し、2021年も引き続き世界各地域約48,000名の従業員をサポートしつつ、安全、ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン(ダイバーシティ、エクイティ、およびインクルージョン )に投資しました。

  • STの拠点で働く従業員の健康と安全を守り、事業の継続性を確保するため、引き続き世界的 / 地域的な規制に従って最も厳格な対策を導入
  • 要記録労災発生率(1年間の100名当り業務関連負傷件数)が改善し、クラス最高レベルの記録的スコア0.12を達成(2020年実績 : 0.14)
  • 女性管理職比率30%目標を初めて達成。2025年に全てのマネジメント・レベルの女性比率20%目標の到達に向け、さらなる改善が必要
  • 従業員エンゲージメント・スコアが上昇し、83%の従業員がSTを働きがいのある職場として推奨(2020年比で2ポイント上昇)

 

持続可能な企業
STは引き続き、自社のエコシステムやコミュニティ、学術機関、民間企業、および官公庁を含むパートナーを通じて、イノベーションと人材の創出に取り組みます。収益性の高い成長に向けたこの協力的なアプローチは、市場をリードする製品やソリューションの開発に貢献します。これにより、お客様の課題解決や、将来的な成長の促進に貢献します。

  • イノベーションの基盤となる研究開発に売上の13.5%(17.2億米ドル)を投資
  • 世界各地域187の学術 / 民間パートナーを含むネットワークを通じ、未来に向けた研究開発とオープン・イノベーションに継続して投資
  • 「STEM your way」プログラムを通じ、330のSTEMイベントおよびイニシアティブを実施、69,000名以上の学生 / 教師が参加( 地域活動および教育

 

25回目となる今回のレポートでは、2021年にSTが達成したサステナビリティに関する成果のハイライトおよび詳細、ならびに国連グローバル・コンパクト(3)の10原則および持続可能な開発目標(SDGs)とScience Based Targetsイニシアティブ(4)(SBTi)に沿ったSTの展望と長期目標が報告されています。同レポートは、グローバル・レポーティング・イニシアティブ(GRI)、サステナビリティ会計基準審議会(SASB)、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)に準拠しており、第三者機関による検証を受けています。

2022年度サステナビリティ・レポート(2021年実績)は、 ウェブサイト からご覧いただけます。

(1) 責任ある製品とは、環境的・社会的恩恵をもたらす製品です。
(2)EUタクソノミー規制は、ヨーロッパ連合(EU)の気候・環境目標を持続可能な経済活動の基準として表したグリーン分類体系です。https://ec.europa.eu/info/law/sustainable-finance-taxonomy-regulation-eu-2020-852_en
(3)国連グローバル・コンパクトは、各企業が影響を及ぼす範囲内で、人権・労働基準・環境・腐敗防止の各領域における一連の本質的価値を受け入れ、支持し、行動することを求めています。詳細については、ウェブサイトをご覧ください。
http://www.unglobalcompact.org/aboutthegc/thetenprinciples/index.html
(4) Science Based Targetsイニシアティブ(SBTi)は、カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト(CDP)、世界資源研究所(WRI)、世界自然保護基金(WWF)、および国連グローバル・コンパクト(UNGC)による共同イニシアティブです。COP 21パリ協定の目標達成に向け、科学的なデータに基づく温室効果ガス排出量削減目標の設定を企業に奨励しており、全世界ですでに1,000社以上が参加しています。

*2022年5月3日にジュネーブ(スイス)で発表したプレスリリースの抄訳です。

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