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STマイクロエレクトロニクス、2027年までに「カーボン・ニュートラル」を実現

  • 製品輸送、出張および通勤などによる直接的 / 間接的な温室効果ガス排出を削減する包括的なロードマップ
  • 2027年までに再生可能エネルギーの使用率100%を実現
  • COP21で合意された「パリ協定1.5°C目標」を2025年までに準拠することを中間目標として設定(Science Based Targetsイニシアティブにより承認済み)

多種多様な電子機器に半導体を提供する世界的半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、2027年までの「カーボン・ニュートラル」の実現を目標とすることを発表しました。これによりSTは、グローバルな半導体メーカーの中でも、きわめて早い段階でカーボン・ニュートラルを実現することになります。この目標に向けた包括的なロードマップでは、直接的 / 間接的な温室効果ガス排出量を2018年比で50%削減し、COP21で合意されたパリ協定1.5°C目標を2025年までに達成すること、ならびに2027年までに再生可能エネルギーの使用率を100%にすることを具体的な目標として設定しています。

STのアクション・プランは以下のとおりです。

  • 製造後の残存ガスを燃焼させる設備へ投資し、温室効果ガスを直接削減(スコープ1)
  • 全体的なエネルギー消費量の削減(スコープ2)
  • 製品輸送、出張および通勤に伴う排出量の削減(スコープ3)
  • 最も信頼性が高く、適切な炭素排出回避・隔離プログラムを特定・実施し、その他活動に起因する排出量を削減

また、太陽光発電、グリーン電力購入契約、およびグリーン電力証書などを活用し、2027年までに再生可能エネルギーの使用率を100%にすることを目指します。なお、2019年時点の使用率は26%でした。

さらに、あらゆる開発エコシステムに共同プログラムやパートナーシップを導入し、すべてのステークホルダー間でカーボン・ニュートラルを促進し、環境課題の解決に向けた取り組みを推進します。

STは、環境課題に向けた取り組みの一環として、Science Based Targetsイニシアティブ(SBTi)(1) に参加しました。SBTiは、1.5°C目標の達成に向けてSTが設定した直接的 / 間接的な温室効果ガス排出量削減および再生可能エネルギーの調達目標を承認しています。

STの社長 兼 最高経営責任者(CEO) Jean-Marc Cheryは、次のようにコメントしています。「サステナビリティは、STにとってDNA、価値、およびビジネス・モデルの一部です。我々は、過去25年間、主要なサステナビリティ指標において着実に成果を上げてきました。当社が開発する革新的なテクノロジーは、顧客の課題解決に貢献するだけでなく、地球環境や社会、および社会的課題の解決にも大きく貢献していると考えています。これまでの計画においても、確実に結果を出してきましたが、今後もさらなる成果に向けて尽力していきます。STは、サステナビリティに向けた意欲をさらに高め、その計画を強化しています。今回発表したロードマップでは、創業40周年となる2027年までにカーボン・ニュートラルを実現することを目標としました。当社のような大規模かつグローバルな製造拠点を持つ企業としては、きわめて意欲的な目標を掲げた包括的なプログラムであり、パートナー企業ならびにステークホルダーと協力して取り組んでいきます。」

STは長年にわたり、専用プログラムを通じて環境への影響低減に積極的に取り組んできました。2025年までに生産単位当たりの温室効果ガス排出量を2016年比で21%削減するという目標は、2019年に達成することに成功しました。

注記

STのビジョンおよびソリューションの中核にあるサステナビリティと持続可能なテクノロジー
サステナビリティは、STが価値として掲げる「Integrity」、「People」、「Excellence」に基づいたイノベーションの実現、行動、事業活動、および顧客・パートナー・従業員との関係構築における1つの指針です。STのテクノロジーは、より安全かつ環境に優しいモビリティと、先進的な電力 / エネルギー管理を、あらゆるシステムや機器に提供します。STは、スマート・パワー・テクノロジーにおいて市場をリードすると共に、戦略的プログラムの実施により、電力効率をこれまで以上に高めるテクノロジーの開発を継続的にけん引しています。これらのプログラムは、SiC(炭化ケイ素)およびGaN(窒化ガリウム)をベースとした半導体技術・製品の提供を通じた、高性能ソリューションの開発に焦点が当てられています。

2011年に始まった「Sustainable Technologyプログラム」では、責任ある調達、エコデザイン、製造、輸送、使用、および製品寿命後処理など、製品ライフサイクル全体を通じて環境負荷を体系的に考慮した製品設計を実施しています。当社の製品ポートフォリオにおいて「責任ある製品」に分類された新製品の割合は、2018年の50%から、2019年には62%まで増加しました。STは、2025年に当該製品の売上比率を2016年比で3倍にする目標を設定しています。

協力体制とモニタリングが目標達成を加速

STの環境パフォーマンスおよび管理システムは、内部監査や第三者監査により定期的に評価され、認証を受けています。2019年の当社のパフォーマンスならびにアプローチは、2020年のCDP気候変動リストでAスコアを獲得しました。これによりSTは、気候変動に関する透明性と、排出量の削減、気候リスクの軽減、および低炭素経済の発展を目標とする活動をけん引する企業の1社として認められました。

さらに、「French Business Climate Pledge」に署名し、二酸化炭素排出削減に向けた積極的な取り組みを改めて表明しました。当社の長年にわたる取り組みは2020年にも再び評価され、Dow Jones Sustainability World indexに3年連続で選定されました。

STの2020年サステナビリティ・レポート(2019年実績)については、ウェブサイトをご覧ください。また、PDFとしてダウンロードも可能です。

(1) Science Based Targetsイニシアティブ(SBTi)は、カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト(CDP)、世界資源研究所(WRI)、世界自然保護基金(WWF)、および国連グローバル・コンパクト(UNGC)による共同イニシアティブです。パリ協定の目標達成に向け、科学的なデータに基く温室効果ガス排出量削減目標の設定を企業に奨励しており、全世界ですでに1,000社以上が参加しています。

*2020年12月9日にジュネーブ(スイス)で発表されたプレスリリースの抄訳です。

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