STマイクロエレクトロニクス、Zhagaコンソーシアムへの加入を発表

多種多様な電子機器に半導体を提供する世界的半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクス（NYSE：STM、以下ST）は、産業用照明機器市場へのNFC技術の普及促進に向け、Zhagaコンソーシアムに準会員として加入したことを発表しました。

Zhagaコンソーシアムは、LED照明用インタフェースの標準化を目的とした世界的な業界団体です。STはZhagaコンソーシアムに加入することで、照明機器へのNFC導入の促進、ならびに新たな規格の策定をサポートします。NFC技術の主なメリットの1つに、LEDドライバの製造ラインにおける柔軟性と効率性の向上が挙げられます。

STのNFCタグ / リーダライタのマーケティング & アプリケーションを統括するSylvain Fidelisは、次のようにコメントしています。「照明機器業界は、ZhagaコンソーシアムとともにNFC技術の利用における調和性および相互運用性の実現を目指し、照明機器の通信機能を強化する新たな可能性を切り開いています。当社の通信技術と照明技術に関する高度なノウハウは、NFC規格と照明機器業界の要件とを適合させる上で重要な役割を果たします。」

Zhagaコンソーシアムの事務局長であるDee Denteneer氏は、次のようにコメントしています。「私たちはSTを、NFCと照明に関する深い専門性を有する信頼できるパートナーとして歓迎します。STと協力し、産業用照明機器に向けたクラス最高の通信規格を策定できることを期待しています。」

STは、LEDドライバなどを含む照明機器向けの幅広いソリューションを提供しています。また、NFC Forumタイプ5規格のダイナミック・タグ「ST25DVシリーズ」など、NFCタグの豊富な製品ポートフォリオも提供しています。